「お茶屋 まん」は2013年4月をもちまして丸7年を迎えます。これもひとえに「まん」をご贔屓にしてくださるお客様のおかげと大変感謝しております。
「まん」を立ち上げた際、こんな造りのお茶屋は邪道だと言われたこともありました。そやけども、古くさいしきたりだけに縛られていたら伝統のあるお茶屋はんにはかないまへん。うちは「新しいこれからのお茶屋はん」をコンセプトにすることで、お茶屋の歴史を守りつつ、時代の新しい空気も入れていきたいと考えました。
そうしてインテリアデザイナー・森田恭通さんの協力を得て出来上がったのが、温かくもスタイリッシュに洗練された浮き世の空間どす。芸妓たちの妖艶な美しさを引き立てるライティング、ゆったりと寛いでいただける広々としたお座敷。すべてに斬新な感性と、京都祇園の凛とした品格が息づいています。
「満」という漢字には、満たす、満ちる、十分に足りる、豊かという意味があります。うちはこの「満」の字を母の名前からもらい、妹たちへ受け継いでいく使命を持っています。はんなりと優雅な雰囲気のなか、「お茶屋 まん」ならではの究極の癒しをお届けするために。これからもお客様の心を豊かに満たせるよう気張りますので、どうぞよろしゅうおたの申します。